預金がなくなる?

親名義の預金

相続税の申告をやっていて、先日珍しいことがありました。
昭和の時代に亡くなったご両親の預貯金がそのままになっているというものです。
通常、金融機関は預貯金の名義人の死亡が分かった段階で、その預貯金を凍結してしまいます。そのため、相続人の方が遺産分割協議書を作成して金融機関に預金を払い戻す手続きを行います。ですが、名義変更が煩わしくて、その預貯金をそのままにしていたようなのです。
今回その事実が判明して、相続人の方が払い戻してもらえたので良かったのですが、金融機関内部に眠ったままになっている「休眠口座」を活用しようという法律「休眠預金等活用法」が2018年1月に施行されています。
どんな点に注意したらよいのでしょうか?

「休眠口座」

「解約が面倒なので、使わないのにそのまま放置している銀行口座がある」という方がいらっしゃいます。
使わない銀行口座を長い間残しておくと、今後、手数料を徴収されたり、通常のような引き出しができなくなったり、今後は没収されてしまうかもしれません。

「休眠預金等活用法」が2018年1月に施行されていますから、2019年1月以降、10年以上取引のない休眠口座は、民間公益活動に活用できるようになりました。つまり、10年以上放置している預金口座は、知らないあいだにに「休眠預金」になって公益活動に使われてしまうかもしれないのです。ちょっとまって!公益活動に使われたお金は返してもらえないのでしょうか?

12月までにやっておきたいこと

「休眠口座」は
→預金保険機構に移管され
→指定活用団体に交付され
→指定配分団体に助成・貸付され
→民間公益活動を行う団体に女性・貸付・出資されます。

こんな流れで今まで金融機関内に保護されていたものが、無くなってしまいます。なんだかおかしな流れです。個人的には、一定額以上の休眠口座は、その休眠口座の預金者の負担で払い戻しする人間を調査して、払い出しすればいいだけだと思います。

「休眠預金」が公益活動に使われても、預金保険機構(委託を受けた金融機関)に申出すれば預金の元本+利息に相当する「休眠予期人等代替金」を請求することができます。
でも、これを文章にするだけでこんなに大変なことです。預金を10年放置するような人がこんな面倒な手続きをやるなんて現実的ではありません。めんどくさいと考えれば余計に早く手立てを打ちたいものです。

2009年1月1日以降、10年にわたって取引がなかった預金が「休眠預金」となります。2019年1月から「休眠預金」が発生し、預金保険機構に移管されてしまいます。そうならないようにするためには、2018年中に入出金しておいたほうが良いですね。でも、入出金だけですと、10万円未満の少額預金では、口座維持管理手数料の請求がくることもありますから、この際ですから解約しておかれることをお勧めします。

(参照)
預金保険機構
金融庁
内閣府

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